バタフライ星雲
「蝶の羽」の外側に薄いハローが見えるのに注目。
砂時計星雲
バタフライ星雲のような双極型星雲でも、断面を見れば円形である。それを斜めから見れば回転数によってはこんな形に見える。
赤い長方形星雲
双極型星雲を真横から見れば、回転数によってはこうなる。
NGC2440
パラメータの数値が増えるともっと複雑な形ができる。
イータ・カリーナ
球形の外殻ハローと土星の輪のような円盤を持つ。
土星状星雲
複雑な形状だが、シミュレーションでは内部構造までわかる。
M2-9
回転数が多く煩雑なので、わかりやすく半透明で細長く表示してみた。
シミュレーション式はパターン@である。
他にもいろいろできそうだが、すべての星雲を試すのは手間なのでこのあたりでやめる。このシミュレーションで変化させるべきものは
@シミュレーションの数式パターン
A実次元と虚次元のそれぞれの回転の回転数
B実次元と虚次元のそれぞれの回転の初期位相
と少なくない。だが、根気よく続ければほとんどの惑星状星雲をシミュレート可能ではないかとの期待を持てる。
また、私が上にあげた星雲でも、もっとうまく再現する数式やパラメータがあるかもしれない。パラメータを変えても似た形状が生まれることも往々にしてある。今後の研究の進展が望まれる。