●宇宙人バシャールが教えるフリーエネルギー装置が、阪大・信大グループの発見した「多重共鳴」原理により実現可能となった(1)
多階層フラクタル構造の三角形

 フリーエネルギーの存在が話題にされるようになって久しい。しかし2013年の現段階で、実用化されている技術は残念ながらまだないようだ。そこで、宇宙人バシャールが2008年に教えてくれたフリーエネルギー装置について考えてみたい。これはフラクタルアンテナと呼ばれるもので、可動部分がない。方角を合わせて設置すればそれだけで電気が発生するという。初期入力電流も必要ないから装置は極めて単純な構造である。精密加工の技術さえあれば製作できるのではないかとさえ思える。多額の投資をしなくとも現在なら開発できるのではないだろうか。

 この装置で電磁エネルギーを集める原理は、阪大・信大グループが何年か前に実質的に解明してくれている。多重共鳴という現象だ。惜しむらくは、この現象を発見当初、研究グループは専ら電磁波の封じ込めの側面に注目していた。そのために、超高周波電磁波を低周波電磁波へ変換するというバシャールが教えてくれるような用途に着目しなかった。当時は精密加工の技術が現在ほど一般的でなかったので、超多階層のフラクタル実験装置が作れなかったせいもあるだろう。

 多重共鳴とは何か。リンクした阪大・信大グループの論文をお読みいただきたい。多階層フラクタル構造を持つ誘電体に、ある波長の電磁波を入射すると、入射波よりも波長の長い電磁波が短時間のうちに生成することを実験的に確認している。簡単に言えば、高周波を照射すると低周波が出力されるということだ。これは驚くべき現象であり、発見当初は原理も不明だった。下記の論文には多重共鳴という言葉さえ登場しない。現在では、多階層フラクタルが微小部分から全体へと順々に共鳴し、波長が最大フラクタルの大きさに依存する電磁波が生成されたことが明らかにされている。

フォトニックフラクタルの構造制御と電磁波局在



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