次ページからの6部からなる文章は、私があるインターネット掲示板に2013年に投稿したものである。置くだけで電気が空間から取り出せるという魔法のようなフリーエネルギー装置について書いたものだ。この装置は2009年に出版された「バシャール×坂本政道」(VOICE刊)という本で解説されている。ヘミシンクで有名な坂本政道が、チャネラーのダリル・アンカを通して宇宙人バシャールから教えられたものだ。この投稿である程度この装置の原理を物理的に解明できたのではないかと思っている。この装置を制作するには超精密加工技術が必要だが、現代科学でも不可能ではないと思われる。実用レベルには達せずとも、エネルギー集積効果が存在するかどうか試すだけなら十分可能だろう。
この投稿では、共鳴室から電気エネルギーを取り出す方法を水素原子の励起エネルギーとマイクロ波帯域の電磁波の放出に求めた。実はこれはあまり実用的な方法ではない。ストーリーとしておもしろいのでこの原理について書いたのだが、この方法で必要になる精密加工の精度は尋常ではない。もっと簡単な方法がある。「バシャール スドウゲンキ」(VOICE刊)という本で同じ装置について触れられているが、はるかに単純な方法だ。「装置の中に回転する伝導性のディスクの部分をつくり…電流を受け取ることができる」とある。何のことはない、高校の物理の授業でもお馴染みの、ファラデーの電磁誘導の法則ではないか。ということは、共鳴室内部は強磁場になっているのだろうかと興味津々である。この装置は磁気レンズの機能があるのだろうか?それとも他にまだ何か秘密が隠されているのだろうか?
高次元という見方でピラミッドを分析してみたい。「高次元立体の3次元断面」というものだ。3次元の立方体を4次元に拡張した4次元超立方体というものが数学的に存在する。この4次元物体が3次元を横切るとき、断面の形はいったいどうなるだろうか。断面は平面ではなく立体になる。横切り方にもよるが、正四面体や正八面体になるのだ。頂角は異なるが、ピラミッドは正八面体を半分にしたものである。わかりやすくするために、ふたつのピラミッドの底を合わせた合わせピラミッドを考える。この物体は正八面体であるとする。現実のピラミッドの代わりにこの合わせピラミッドを地球に設置したと考えよう。この合わせピラミッドは、地球の自転に伴って自転軸を中心に円周上を回転運動している。このとき地球の南極から北極へ向かうトーラス状(ドーナツ状)磁力線を横切っている。つまりこの合わせピラミッドは、正八面体をした3次元断面であり、なおかつ虚4次元の磁力線を横切りながら動いている。この状況は、3次元空間における四角形平面フラクタルアンテナと相似ではないだろうか?効率的に虚4次元空間の電磁波を捕捉しているのではないだろうか?
この推論が正しいかどうかはわからない。ただの妄想である可能性は高い。だがこう考えることによって、バシャールが低次アストラル界の周波数と呼んだものがおぼろげに見えてくる気がする。